ハムスターのタケシのこと

3月 24th, 2009

たとえ地球が滅びても、タケシは生き続ける。
そんな妄想が、伝説を創りつつある頃、異変は始まりました。
一時期、140gあった体重は徐々に減ってきて、
3月24日現在、115gしかありません。
呼吸が速く、食欲もありませぬ。
人に触られるのがイヤなのは相変わらずなので、
ケージの外から見守る私です。

タケシは、私が勤めていた時代に
職場の人にもらった、イエロー短毛のハムスター(♀)です。
当時飼っていたハムのうち、1匹を病気で亡くし、
空のケージを嘆いていた私に、
隣の部署のくまごろうさん(仮名)が譲ってくれました。
ちなみにくまごろうさん(仮名)は、
私が増やしたハムをさらに増やした模様です。

会社の物陰でコッソリ取引していたところ、
二人の仲をいぶかしんだ事務仲間のおねぇさんに
子ハムは見つかってしまいました。
喜んだおねぇさんがたにもみくちゃにされた挙句
女の子だというのに、その場で「タケシ」と命名されましたとさ。
他に上がった名前の候補はクマゴロウです。

後で知ったことですが、どうやら
くまごろうさんの本名は「××タケシ」と言うそうです。

貰ってきたばかりのころのタケシは陰膳でした。
飼育器具を破壊している気配に気づいて近づくと
何かが全速力でボール紙の小箱に隠れ、
朝になると、飼育器具が形を変えていて、餌と水が減っている。
私が飼っているのは一体ナンダロウと思ったものです。

そんなタケシも何時の間にやら神経が太くなり、
力強く金網にぶら下がり、際限なく餌を欲しがり、
ニッパイのハムスターフード9粒を ほお袋に詰めても
まだ足りないと催促し、
しかも、餌と私の指の区別がつかない、
ただしダンナ様と私は明確に区別しているらしい、
何ともかんとも、不思議な生き物に成長しました。

そんな愉快なタケシとも、そろそろお別れのようです。
いや、まだ生きているんだけどさ。
明日の朝まで生きていたら、
無駄を承知で病院に連れて行くことにします。


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